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2011年8月

「束の間」の紗合わせ

9月1日より単衣の季節です。

最近は気候の変化に伴い夏物を9月中旬位まで着ている方もおられますが、私は仕事柄、季節の変わり目にはきっぱりと装いを改めます。しかし「できるだけ涼しく」と思い、残暑厳しい時に良く登場するのが紗合わせです。

紗合わせには、絽と紗を合わせたもの、紗と紗を合わせた紗無双と呼ばれるものが有りますが、私の紗合わせは絽目と紗を合わせたきものです。

紗合わせの時期は、30数年前は6月と9月の1週間くらいと言われておりましたが、最近は6月・9月の単衣の時期に着用と範囲を広く着られております。

若い頃求めた紗合わせは、白地の絽に蝶が舞い、紺地の紗が上に重なり、ゆらゆらと飛びます。

昔は、ひなやの薄紅のぼかしの八寸帯を締めておりましたが、最近は白地の刺子織の博多八寸帯を締め、長く楽しんでおります。

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10年くらい前に求めた紗合わせは、白地にすすきの原、上に萌黄色の紗が重なって秋バージョンのきものです。

帯は白地に秋なすのしゃれ袋帯や正倉院の組帯などを結んで楽しんでおります。

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9月ならではの季節を楽しみたいですね。

学院では「きものと季節」のお話なども授業に盛り込まれております。皆様の受講を心よりお待ちしております。

琳派・若冲と雅の世界

今週の木曜日、仕事の合間を縫って、岡山県立美術館で8月21日まで行われている「琳派・若冲と雅の世界」を鑑賞してきました。

岡山県立美術館も8月31日まで展開している「ユカタ街あるき」参加店で、入口で「きもの姿の方は割引になります」と言われ、その恩恵を受けることができラッキーな気分でした。ちなみに我が校、むつみ京都きもの学院も参加店で、その期間に来校して入学をお申込みされた方は入学金(2000円)免除の特典があります。

岡山県立美術館の順路にそって入館しますと、縄文・弥生時代の美術にはじまり、平安・鎌倉・室町・桃山・江戸時代にわたる絵画・彫刻・書籍・諸工芸の作品に目を奪われ、至福の時間を過ごさせていただきました。

中でも四季を彩る草花には心を洗われ、きものの図案に植物文が多いことも納得しきりです。

その日は残暑厳しく「涼やかな装いで」と思い、紺地の能登上布に生成の会津からむし八寸帯、夏大島に黒地の越後上布の帯のどちらにしようかと迷いましたが、夏大島に黒地の越後上布の帯を装って出かけました。

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越後上布の帯は小河正義さんの作で、身体にひんやり気持ち良く、締め心地も快適です。

お陰でその日は、心身共にさわやかな1日でした。

岡山後楽園 幻想庭園「和の学校」

それでは、前回の予告通り、岡山後楽園「和の学校」について書かせていただきますね。

毎年、夏の時期に岡山後楽園で「幻想庭園」が開催されています。期間中は庭園のライトアップの他に、イベント、ビアガーデンなどが行われています。

今年は7月29日(金)~8月15日(月)が開催期間となっています。

期間中、金曜日は「ゆかたDay」で、ゆかたか夏のきもので行くと、夕方5時以降、入園料が無料になります。

オープニングの29日は、学院の先生方も、無料ゆかた着付サービスのボランティアで大活躍でした。

そのイベントの一つに「和の学校」があり、色々な講座がある中、私は「ゆかた着付」と「礼法」を担当させていただきました。

7月29日のオープニングの日に「ゆかた着付」の講座を担当させていただきましたが、参加者の皆さんは「自分でゆかたを着たい!」という意欲にあふれ、なかなかすじが良かったです。

ゆかたが着上がると、全員で「ゆかた姿」で幻想庭園オープニングの点灯式に参加しました。

最後に「ゆかた姿を美しく!!」の願いをこめて「むつみきもの体操」でお開きにいたしました。

この様子は、7月30日付の山陽新聞・朝刊に掲載されましたので、見て下さった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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また8月4日は「和の礼法」で、今回の講座では和室でのマナーや、和室・洋室での立居振舞、きもの姿や洋服での立居振舞の違いを中心に指導させていただきました。

今回は、小中学校生・高校生も大人に混ざって受講してくれました。ふすまの開け閉めや座布団のあて方の実習などをしてもらいましたが、きちんと上手にできましたよ。

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大勢の方が受講され、礼法に熱心に取り組んでくださり、終了後の皆さんの立居振舞がとてもエレガントに見えました。「礼法」に興味を持ってくださる傾向を、とても嬉しく思っております。

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学院は12日から15日までがお盆休みです。

日頃慌ただしい日々を送っている私も、ちょっと一息つけるのではと思っています。

まだまだ暑い日が続きますが、くれぐれもご自愛くださいね。

着せつけ士「夏の親睦会」

8月に入り、毎日暑い日が続いていますね。

きものは、一般的には「着付」という言葉が使われていますが、当学院では、自分で着ることを「着つけ」、人に着せることを「着せつけ」と名称を区別しています。

人に着せるプロとして、学院が発行している資格が「着せつけ士」になります。

学院創立の昭和58年から今日までで、この着せつけ士の資格を取られた方は490名を超えます。

皆さん、結婚式場や出張着付など、それぞれの場所で活躍してくださり、嬉しい限りです。

仕事柄、なかなか一同に会するのが難しいのですが、一年に一回、比較的お仕事の少ない夏の時期に、大安や友引などにかからない日曜日を選んで着せつけ士の懇親会を行っています。

今年は7月31日(日)に、岡山駅近くの「まつのき亭」で行いました。

学院の着せつけのモットーは「美しく楽に他人様に着せること」ですので、そのお仕事をしている私たちも「自分を美しく装うことを大切にしたい」との思いから、参加者は、夏の着物か浴衣を着て出席することがお約束になっています。

今回も30名以上の方が集まり、お食事をしながら自己紹介・活動報告・情報交換など会話もはずみ、最後は景品が当たる抽選会で盛り上がりました。

写真は、その日の一コマです。

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なお、次回は岡山後楽園・幻想庭園「和の学校」について色々と書いてみたいと思っています。お楽しみに!!!

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