
2011年9月
夢二を訪ねて
単衣の着おさめの9月25日(日)、私たち「むつみ同窓会」の一行は、郷土の生んだ天才画家・竹久夢二を訪ねました。
コースは「夢二郷土美術館」「夢二生家」「少年山荘」「道の駅・黒井山」です。
一行は、美術館で夢二の絵を堪能し、生家では少年時代の夢二を、少年山荘では画家夢二に思いを馳せました。
ハイライトは食事会場のホテルリマーニです。各自、思い思いの夢二を語り、また、夢二好みの装いを披露して盛り上がりました。
記念の集合写真と一コマをご紹介します。
夢二郷土美術館前にて

夢二生家にて

夢二好みの「Sの字ポーズ」です。

夢二誕生地の石碑にて

「むつみ きもの体操」
きもの姿が美しい人。本当に美しい人は「心の輝き」と「装い」の両輪相まってのこと。
常々それを語り、私達の学院では生徒さんと共に美しい人を目指しております。
それに美しい立居振舞が加われば、鬼に金棒ですね。
そんな思いもあり、私が「むつみ きもの体操」を考え、実施しております。
「むつみ きもの体操」は、きもの姿での立居振舞をよりエレガントに見せる動作が自然に身に付き、お稽古モードにも自然に入れるという一石二鳥の効果があります。繰り返すことによって身につきますよ。
体操の動きは至って簡単で、すべて8呼間の動きです。
次の動作が含まれております。
◎「首筋を美しく」 首の運動
◎「手の動きをスムーズに」 きものを着たり、帯を結んだりの運動
◎「歩みを美しく」 きものでの歩き姿と、たもとの動き
◎「後姿を美しく」 文字通りです
◎最後に深呼吸 袖口の持ち方
などの6ポーズを繰り返します。写真は「むつみ きもの体操」実施中の授業風景の一コマです。
皆さんも入学して挑戦してみませんか。




なお、一般の方で体験してみたい方は、11月13日(日)に岡山後楽園で行われる「きもの園遊会」のきものショー(14時~)でご披露いたします。万障くりあわせてご参加くださいませ。
菊の楽しみ
前回のブログ、学院長特別講習のエンディングを飾りましたお菓子「菊被綿(きくのきせわた)」について、ふれてみます。
「9」という数字は、私たち日本人は「苦(く)に通ず」と言って苦手な数字と捉える人が多いと思います。
中国では、9は陽の数字として好まれ、特に9が重なる9月9日は「重陽の節句」として大切な年中行事の1つです。
「重陽の節句」には、菊酒や菊被綿で長寿を願います。
菊被綿は、前日の9月8日に菊の花を真綿で被って、その香を移し、翌9日の朝、露で湿った真綿を顔にあてて若さを保とうとすることです。以下にもう少し詳しく書いてみます。
古代中国では菊は仙境に咲いている花とされ、破邪延寿の効能があると信じられていたため、この菊の香と露とで身を湿して不老長寿を願いました。
宮中の重陽の行事としては平安前期の宇多天皇のころに始まりましたが、当時は特に細かい決まりがあるわけではなかったようです。しかし近世に入ると、「白菊には黄色の綿を また黄色の菊には赤い綿を 赤い菊には白い綿を覆う」との記述が『後水尾院当時年中行事』などに見られるようになり、さらに綿の上にも小さな菊綿をめしべのように載せることになっています。重陽の日に菊の咲かない年は、綿で菊の花を作りました。
古典文学にも『枕草子』『源氏物語』『弁内侍日記』等をはじめとして所見が多く、色々な逸話としてその中に記述されております。
9は苦手な日本人も「菊の花」となれば皇室を象徴する花でもあり、桜と並び日本人に好まれる文様です。
20代後半に求めた初めての色留袖。当時は地味でしたが、現在も充分愛用しております。

人間国宝 北村武資さんのしゃれ袋帯。着用範囲の広い帯です。

よく見ると菊の桧扇の袋帯。他の季節にも流用します。

今のシーズンに最適の菊文様の袋帯。

私もこれからの季節「菊文様」のきものや帯の出番が多くなります。
第12回 学院長特別講習 「季節と文様」
前回お話しました、学院長特別講習「装い方のセンスアップ講座」は今年で12年目になります。
今年のテーマは前回「文様(種類とあらわす意味)」に続いて、第2弾「季節と文様」でした。

実際に、きものと帯を小物をコーディネートして、ボディーに着せたり、展示したり、実際に講師が着用したりして、「百聞は一見に如かず」の言葉通り、目で見て納得していただく講座です。
45名の受講生の方々は、とても熱心に受講してくださいました。


講座の最後には、お茶の出し方・いただき方のワンポイントマナーの講習もあり、おいしいお菓子をいただいて終了いたしました。

今回のお菓子は季節に合わせ、重陽の節句を表す「菊被綿(きくのきせわた)」にいたしました。

「菊被綿」と、受講生の方と行った立居振舞がエレガントになる「むつみきもの体操」については、また後日ふれさせていただきます。
当日の一コマをご紹介いたします。














