平成4年に「むつみ同窓会」が発足して、今年で20年目を迎えます。研修会は春と秋の年2回行われています。
今年の秋は「備後絣を訪ねて」と題して、「福山市しんいち歴史民俗博物館」に見学に行ってきました。
備後絣は、1853年(嘉永6年)富田久三郎氏によって「井桁絣」の技術が考案されたことにより始まります。
一時は日本三大絣(久留米・伊予・備後)の一つとして全国に知られ、昭和35年には330万反を出荷、全国生産量の70%を占めていたそうです。しかし需要の減少、化学繊維の進出に伴い、現在は二軒の機屋によって守られています。
木綿と藍の織りなす素朴なぬくもりのある絣を守ろうと、福山市しんいち歴史民俗博物館では、愛好者の方々の絣づくりが行われています。
<福山市しんいち歴史民俗博物館前にて>
<糸つむぎ体験>
<備後絣見本>
帰りには、井原市立田中美術館で、岡山の生んだ偉大な彫刻家、平櫛田中の作品を堪能し、とても充実した一日でした。
写真はその日の一コマです。