今年の4月より、私が会頭を務める、衣紋道髙倉流・岡山道場を開設いたしております。
お稽古日は3人の門弟の方が1組となり、前衣紋者(前を着せる人)・後衣紋者(後ろを着せる人)により
お方様(十二単を着る人)にお服上げ(十二単を着せること)をします。
白の小袖・濃紫のお稽古袴をつけ、手を清め姿勢を正し、装束の世界に入ります。
伝統のお服上げが今の着つけにも脈々と生かされております。
お方様を思いやることは相手を思いやること。
相手を思いやり、迅速丁寧にお服上げをする配慮が緊張感を生み、お稽古の時間が特別なものに思えます。
門弟の皆さまは、日本の伝統文化を受けつぎ伝える使命感で頑張っております。
写真はお稽古風景の一コマです。