7月6日(水)岡山アークホテルに於いて、第22回「岡山の和文化を楽しむ会」が開催されました。
この会は平成17年2月7日、文字通り「岡山の和文化を楽しみ、普及し、交流の輪を広げる」という目的で発足しました。
これまでに「池田綱政」「津田永忠」「岡山城」「備前焼」などの岡山を代表する人物や物の講演はもちろん、「茶花」「鼓体験」「源氏物語」「正倉院ガラス」なども取り上げ、広い分野で「和文化」を楽しんできました。
私も、およばずながら第8回では「和のマナー」で講演させていただきました。
今回は「香りの文化」と題し、香道・志野流、蜂谷宗苾若宗匠をお迎えしての講演と聞香体験でした。
「香炉」の中から漂うほのかな香りを「かぐ」わけですが、香木が語る心の中の声を、耳を傾け「聞く」ので「聞香」と言われるそうです。
今回は「三種香」の聞香を楽しみ、部屋の中は静寂で凛とした心地よい雰囲気に包まれました。
会の進行役でしたので、茄子紺地に源氏香の変わり絽目のきものに、帯は白と金の市松模様の紗袋帯を締めて行きました。
司会をつとめましたので、残念ながら聞香体験はできませんでしたが、この装いで参加した気分にひたっております。